腱の主成分を作るという遺伝子モホークを国立成育医療研究センターが発見したらしいです。
腱は筋肉と骨とをつないでいて、筋肉の力をしっかりと骨に伝えるという役割があります。反面、常に筋肉からのストレスにさらされているのでしっかりとした強度が必要なわけですが、腱の周りには血管が少ないため、怪我をした際に再生能力が低いという問題を抱えています。怪我の程度によって保存治療や手術が選択されるわけですが、どちらも元通りの生活に復帰できるまでに数カ月を要してしまう上に、完全な強度まで回復するのは困難なために再発の可能性が高いと言われています。
今回発見されたモホークという遺伝子をうまい具合に活性化できれば腱の再生を早め、強度を高めることができるのではないかと期待されているようです。
ちなみにここ最近で話題になった腱損傷といえば、ベッカムのアキレス腱断裂ですが、アキレス腱は特に強靭な腱なだけに、切れたときは『バチン!!!』と太いゴムが切れた時のような音が実際に聞こえます。。。
近年のマラソンブームで中高年の人にもアキレス腱にトラブルを抱える人が増えているらしいです。自分もたまに痛みを感じる…。
腱が完全に治ることはいいことですが、それ以前に怪我をしないように日ごろからストレッチやマッサージ等でケアをすることが大切ですね。
健康に関する情報ならこちらからどうぞ。